日本アロマ環境協会 専門セミナー(2)/アロマ
前回に引き続き、(社)日本アロマ環境協会主催の『専門セミナー』についての報告です。
今回は2つ目の講演の富山大学和漢医薬学総合研究所 上馬塲和夫先生による「Pharmaco-Physio-Psycho-Therapyとしてのアロマテラピー」についてです。
表題をみて、何だ!?と思われた方もいるかもしれませんが、簡単に言うと、薬理作用(Pharmaco)、生理作用(Physio)と心理作用(Psycho)をうまく融合させたアロマテラピーの効用についてといったところでしょうか。先生はこれらを融合させた「テーラーメイド アロマテラピー」を目指したいと考えているようです。とても興味深い内容でした。
また、上馬塲先生には、私がまだ資格を習得する前に学校でお世話になっていましたので、久しぶりで個人的にとても楽しみでした。
講演の最初がいきなり「はい、ストレッチしてみましょう。」でしたので、先生の話を初めて聴く方は一瞬面食らったかもしれませんが(笑)。私には「あ~これだ!」と、とても懐かしく感じました。先生の授業の前はいつもこんな感じで、ちょっとした気分転換法を教えてくださいました。レベル的には先生の足元にも及びませんが、人前で話をする立場の人間として、とても参考になりますね。
先生はお医者様ですが、今回の講演では「外治」という独特の観点からのお話です。「外治」の逆は「内治」ですが、これは食事療法であったり、内服薬による治療です。
「外治」は体の外からのアプローチで、アロマテラピーも「外治」の一部に含みます。マッサージ・温泉浴・薬草浴などの手法で皮膚を介して経皮吸収された薬用成分による変化であったり、また、皮膚を刺激することによる血行やリンパの流れなどからくる生理変化や触れられることによるリラックスなどの心理変化からもたらされる相互作用から病気と向き合っていく考え方のようです。心理作用については、例えばマッサージの施術をする場合はその場の雰囲気であったり、あとはセラピストとクライアントとの信頼関係も大きく影響する可能性があります。
「外治」という考え方は、もちろんすでに起こってしまっている病気に対してもケースバイケース(あまり刺激しないほうがいい場合もある)ですが、役に立つこともあります。
しかしここではあえて、「未病」という「病気にならないようにする」といった点に注目しています。皮膚を介するというのは、自律神経系・免疫系・内分泌系といったネットワークをうまく利用し、心と身体の健康を保つ上で大変有意義です。これらがうまく融合すると、もしかすると治療薬以上の成果が現れてしまう可能性もある・・・。皮膚というのは人体の最前線にいて、引っかいたり、たたいたりされていますが、実はとても優れたセンサーでもあり、免疫をつかさどる部分でもあり、素晴らしい機能をたくさん持っています。それを上手に活用することによって、病気にならない楽しい生活を送ることができたら素敵ですね。
日本では保険の関係で医療の中に「外治」を取り入れるのは現状難しいそうですが、いつかそれらが「統合医療」として融合したら、もしかしたら医療費の面でもメリットが生まれてくるかもしれないなぁと思いました。
記事協力
日本アロマ環境協会(AEAJ)総合資格認定校銀座アロマテラピースクール
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9月 23, 2008 アロマテラピー | Permalink



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